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続・インプラント否定論者・・

  • m-dc46
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分
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東京都町田市三輪緑山の歯医者さん

まつむら歯科医院の松村眞次です


いつも

ありがとうございます。

m(_ _)m


インプラントというものは、骨に結合する金属チタンとの反応を発見し

それ以降、飛躍的に進化しています。


ブローネマルク博士は、オステオ・インテグレーションと命名しています。

1,960年頃ですが、本当に最初に報告した研究者は、リンコー博士という

米国の方で、1,955年頃と言われています。


また、骨が伸びることを発見したロシアの元自転車屋の整形外科医シェルシェブという

人がおります。


現在の歯科用インプラントの日出の時期だと言えます。


チタンの応用により、極めて有用性の高くなった治療法と言えます。

歯周病系の先生には、口腔内の細菌感受性をベースに研究をされている方も居て

たくさんの細菌の種類から、インプラントに攻撃的な細菌のグループを探した方

も、おります。


口腔なの環境を整える事は、口腔内の細菌フローラを整える事であり

乳酸菌のタブレットなどを提供する先生も、少なからずおられます。


上記の背景から

骨に結合させるための時期

結合してから歯肉歯周組織のマネージメントする時期

上部構造体による負荷機能をマネージメントする時期

口腔内で安定的に機能維持することをマネージメントする時期

このようなステージを重視して行う治療になっています。


手術までのアプローチでは、細菌培養検査などを行う先生もおりますが

私は、行いません。

しかし、唾液の分泌や耳下腺唾液の量は、観察しております。

唾液の分泌量の多い患者さんには、

インプラントが安定的に長期維持できている方が多いからです。

また、手術時にルート(静脈路)を取り、抗生剤の点滴投与をしていた時期もありますが

今現在は、自己血液再生療法を行う事で、局所感染のリスクを減らし、経口で抗生剤を

投与しています。


手術後、5から6ヶ月の経過を持って、2次手術や上部構造製作に入ります。

これは、感染リスクを減らす目的でもあります。

脆弱な骨組織の場合は、1年の経過を過ぎる場合もあるので、骨内での安定を

最優先に考えております。


チタンの研磨面は、腐食性は極めて低いので、細菌の付着は起こりません。

ましてや、唾液により湿潤している場合は、細菌の付着を認めません。

したがって、製品の開発においてクリアになっている部分であります。


インプラント周囲炎の多くは、メンテナンスの問題、日常の衛生環境の問題、

そして咬合状態と上部構造の劣化が、殆どです。


また、経年的に骨が脆くなるのは、否めませんので、自然に骨が痩せると言う現象も

否定はできません。


しかし、日常の口腔機能の充実差は、他の補綴物に比べれば、格段に優れているので

メンテナンスをしっかり受けて、必要なリカバリーをすれば、長期的に機能できる

治療法です。


情報のあふれている時代ですので

正しい情報収集をして下さい。

 
 
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